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6月20日 家族のためのがんカフェ

今年度初の家族のためのがんカフェは、おなじみのメンバーとなりました。久しぶりに対面でお会いできた方もいてとても嬉しかったです。お互いの近況や最近の世の中のことなどを話しながら場があたたまったところで、がんにまつわるあれこれ話題に進みました。



まず、健診などで再検査となったとき、結果が出るまでの期間について、「宙ぶらりな感じである」と表現された家族もいたり、不安が大きくなって心ここに在らずになったりと、この時期、余計な不安が次々湧いてきたり、良くないことを考えてしまうなど、心の揺れが大きくなったことを改めて感じました。

他にも、遠方に住んでいる(がんを患っている)人に会いに行こうと思うのはどんな場合だろうか。といった話も出ました。病状によって会いにいくのか?関係性にもよるのか?相手はどう(会いたいと)思っているのだろうか?(会いに行かなかったことに自分が)後悔しないためか?などの考えが出ました。

さらに、<がん>と聞くと、まだ怖い病気のイメージがあるという話しも出ました。なぜ、がんは怖い病気なのか探っていくと、がん保険ってコトバやがんを題材にしたドラマなど、つらそうな治療や、再発への不安などがイメージしやすいこと。実際に家族のがん治療や、がんに伴う不安などの経験から、怖いイメージが取り去れないでいるのではないかといった話も出ました。



少し前に、「がんの治療以上に、がんの「イメージ」が患者さんを苦しめている。」という腫瘍内科の医師が書いた記事を目にしました。

がんという病気、治療、緩和ケアなどに対する過剰なイメージを持つと不安や恐怖も大きくなるそうです。このイメージから抜け出せれば、気持ちはだいぶ楽になるのではないか。そのために、家族や友人、医療者など話せる環境で、気持ちが楽になる考え方を一緒に探ってみることの勧めが書かれていました。

家族のためのがんカフェでも、話をしたり、聞いたり、一緒に考えたりすることで、不安や悩みを少し和らげるヒントが得られるかも知れません。家族のためのがんカフェがそんな時間になればいいなと思います。

次回の家族のためのがんカフェは8月を予定しています。詳細は決まり次第お知らせいたします。

(レポート:菱沼)



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