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がんセミナー「家族ががんになって、医療者が気づいたこと」


6月23日 ゆうあいセンター(岡山市) 参加者15人


第2の患者会すろーすは、がん患者を支える家族を対象にしたカフェ、がんで家族を亡くした遺族を対象にしたカフェを定期的に開いていますが、今回は久しぶりに対面でがんと家族のあり方に関心のある方が誰でも参加できるオープンなセミナーを開催しました。





がんは誰でもかかる可能性のある病気で、当然医療者の方もがん患者やその家族となることがあります。

医師の小比賀美香子(おびか・みかこ)さん、看護師・保健師の菱沼路代(ひしぬま・みちよ)さん(すろーす代表)のお2人にがん患者の家族となった経験をお話しいただき、参加者で理解を深め合いました。

聞き手・進行役は松川えりさん(哲学者・すろーす副代表)が務めました。



<小比賀美香子さん>

小比賀さんは内科医として大学病院に勤務されています。

2012年に夫が脳腫瘍になり、治療と再発を繰り返しながら4年半の闘病を経て亡くなりました。

一番ショックだったのは、発作が出て受診した時、即座に「悪性です。余命○○です」と告げられたことだったそうです。

「奈落の底だった」と表現されました。



夫の病状と気持ちの変化をグラフにして表していただきました



<菱沼路代さん>

菱沼さんは看護学を学ぶ大学生だった時、母を肝臓がんで亡くしました。

1年7カ月の闘病中、転移が見つかってからは「標準治療」が効かなくなり、これからは根治を目指すのではなく、痛みなどのつらい症状や不快な症状を取り除く治療を行いましょうと言われた時に「これって死を待つということなの?」と絶望感を感じたそうです。



母を亡くした体験が菱沼さんがすろーすの設立を考える契機になりました


2人は医療者(医療系学生)だったので一般の方よりがんに対する知識はありました。

しかし、今回の対話を通じて分かったのは、決してがん患者家族としての不安や戸惑いが軽く済むわけではないことでした。


  • 医学や看護学の教科書で学ぶことと実際は違う(例えば、患者や家族に対して「そのような気持ちになるのは分かります」と共感する態度で接すると書かれているけれど、共感的な態度が全て受け入れられるわけではない)

  • 「緩和ケア」はがんと診断された時から治療と並行して始まると教わるが、実際に患者や家族が緩和ケア病棟に移るか否かという判断を迫られる際には、治療と緩和ケアの間に明確な線引きを感じ、葛藤が生じる

  • がん患者家族をサポートするスタッフが存在し場所があったとしても、自分でアプローチしなければ誰も手を差し伸べてくれない

  • 不安・混乱の極みにある時にネガティブな情報を告げられてもしんどい、気持ちが追いつかない


医療者であるが故に、その時点で知りたくない情報までもたらされ、つらい目に遭うことがあるようでした。



参加者からさまざまな意見が寄せられました



参加者のみなさんからもそれぞれの体験に基づいて質問や意見がありました。


  • 余命や予後不良、再発といった「バッドニュース」を伝える時の医療者の態度や言い回しはどうあるべきか

  • 医学教育では、医師は医学的に正しい判断を行えるよう、常に冷静であることを求められ、結果的に、患者や家族に対して感情を持っていないように思われたり、感情を押し殺してしまうことがあり得る

  • 家族をサポート、ケアする人はどんな寄り添い方が望ましいのか…

  • 海外のように臨床心理士や臨床宗教師(欧米ではチャプレン)がもっと活動できるようになるべき

 

活発な議論が交わされました。

今後も様々な立場の参加者が話し合えるオープンセミナーを企画したいと思います。

皆さんのご参加をお待ちしております。





(すろーす正会員 池本正人)

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ガンの原因は欧米化した食べ物とストレスにあります。まず、日本食に戻される事と、重曹コサジ半分クエン酸コサジ半分をみずに混ぜ空腹時に飲む。これも有効です。白米と玄米を混ぜて炊き食べるのも効果があります。ガンにかかってしまったら、日本食にし、1日1食。これをキープすれば改善されます。ガンの餌は糖分なので食事の回数を減らせれば改善します。

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